自民裏金「政倫審」で検察の“激甘捜査”に批判再燃…《枝野さんの方がよっぽど捜査能力ある》の痛烈皮肉も

公開日: 更新日:

■“それらしく見える領収書”を後から集めた疑いが…

「(例えば)同じ4月8日支出でオークラには松風会から出し、ニューオータニには裏金から出している。どういう基準なのか」

 松野氏は基準について答えず、「請求書を受けて振り込んでいた」などとモゴモゴ言っていたが、同じ日に会合費として支出するのに、一方は資金管理団体からのカネとして収支報告書に記載し、もう一方は裏金からだったとして不記載にしていたという理由が分からない。

 可能性として考えられるのは、裏金を政治活動に使ったというアリバイ作りのため、つじつまをあわせるために“それらしく見える領収書”を後から集めた疑いだ。この国会中継を見た視聴者からはこんな投稿がみられた。

《これは怪しいな。それにしても特捜部って何を調べていたの?枝野さんがコロンボ刑事のようだったけど》

《800万円もの現金を事務所に保管していて『私は知らなかった』と。ところで検察は本当に聴取したのか》

《弁護士の枝野さんの方がよっぽど捜査能力あるな。検察はこのオモテとウラの支出の不自然さに気付かなったのか》

 やはり、あらためて再捜査が必要ではないか。

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