君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」
神谷代表には失言も多い。「申し訳ないが高齢の女性は子供を産めない」(7月3日、銀座で行われた第一声=週刊文春7月17日号)、「結婚制度を見直して、多夫多妻制みたいなものにして」(22年10月の街頭演説・同)、「天皇には側室を持っていただいて」(23年6月のユーチューブ)。
「参政党の政策」の中には首をかしげたくなるものが多くある。反ワクチンは揺るがないようだが、私のような年寄りには「終末期の延命措置医療費の全額自己負担化」が気になる。過度の延命治療は望まないが、年寄りは“さっさと死ね”といっているように思える。
「外国人排斥」ではないかといわれている外国人規制に関する項目はずらりと並んでいる。SNSでは「生活保護世帯の3分の1は外国人」というデマが流れているが、外国籍世帯の割合は全体の2.9%(厚労省発表)。
外国人による刑法犯は、「人口が急増したここ10年ほどでもほぼ横ばい」(朝日新聞7月16日付)。「外国人の増加は『経済が活性化』すると考えている日本人はほぼ半数いる」(同)。