石破首相「物価高対策」を自民党に指示の今さら…だったら野党の国会召集要求に応じたら?
石破首相が今、党に何か指示したって、辞任する総理総裁の言うことをまともに受け止めることはないだろう。だったら、国会を開いて、野党と議論した方がよほど建設的じゃないのか。
「国会は首相が開こうと思えば開ける。党内事情を優先し、国会と国民生活をないがしろにするのは許されません。物価高対策の検証って、石破首相は未練タラタラですね。時間のかかるフルスペック型の総裁選への批判を避けるための“やってる感”でしょう。石破首相の最後の悪あがきですよ」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)
憲法53条は衆参いずれかの総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は臨時国会召集を決定しなければならないと定めている。ただ、召集期限に関する規定はないため、政府はいつも放置してきた。安倍政権時は、召集要求を3カ月以上放ったらかしだった。
立つ鳥跡を濁す石破……。最後は「安倍化」したとのそしりを免れない。
◇ ◇ ◇
石破首相のグダグダは他にもある。関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。