伊東市・田久保市長が失職も…あるのか?まさかの再選シナリオ 候補者乱立の見通し
ただ、候補者が乱立する見通しで、田久保氏に有利な構図になる可能性がある。現時点では、5人が出馬を表明。そのうち4人が“反田久保”を掲げ、中でも前市長の小野達也氏と、前市議の杉本憲也氏が有力とされている。しかし、現職市議の一人はこう言う。
「自民党の地方支部は候補者を小野さんに一本化しており、手堅い戦いが期待されています。ただ、前回の市長選では『古いタイプの政治家』と認識され、一度は田久保さんに敗れた人。意外と支持が伸び悩む可能性がある。杉本さんも刷新感こそあるが、政治家としては市議を2期途中まで務めただけで、経験不足との声がある。どちらも、不安要素を抱えています」
一方、田久保氏はいまだに一定の固定票があるとされる。
「田久保さんは歴代でも珍しい伊豆高原出身の市長で、周辺地域に地盤がある。高原には首都圏からの移住者が多く、『改革志向』とされる田久保さんに共感する人も少なくない。反田久保票が割れてしまえば、田久保さんが再選を果たすこともあり得るのです」(前出の市議)
伊東市の知名度を全国レベルにまで引き上げた“田久保劇場”。まさかの続行はあるか。


















