福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々
どうしても麻生太郎副総裁のカゲがチラつく
ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。
「先日、自民党の1、2回生の若手の勉強会で話す機会があったのですが、彼らはかなり今回の問題を心配しています。2月の衆院選で、経験の浅い若手は地元の地方議員の手を借りて選挙を戦いました。その『恩返し』で、来春に多くの地方議会で実施される統一地方選で地方議員の選挙応援に汗をかくことになるわけですが、早速、地元で支援者から『福岡県議会の話はどうなっている』『うちの地元でこんなことはないだろうな』などと突き上げられている。だから、若手は『(蔵内氏の)身の引き方はどうなるんでしょう』などと不安を口にしています」
次の県議選に出馬しないよう、党本部が蔵内氏に引導を渡せば若手議員の不安は払拭されるだろうが、そうもいかない事情があるようだ。
「福岡と言えば、麻生太郎・自民党副総裁の地元です。党本部が手を突っ込めば『蔵内憎しの麻生さんのご意向が働いた』と受け止められかねない。しかも、引導を渡すとすれば、党の実務を仕切る鈴木俊一幹事長が担うことになるわけですが、彼は麻生さんの側近中の側近。鈴木さんが動けば一層、麻生さんの存在がチラついてしまう。だから、党本部としては様子見するしかない。ただ、そうしているうちに『また政治とカネか』と批判が高まりかねない。対応のしようがないようです」(官邸事情通)
カネの疑惑は自民党の“十八番”。蔵内氏を切っても、同じような問題はなくならないだろう。
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