巨人 “FA大竹争奪戦”から「いち抜けた」の深謀遠慮

公開日: 更新日:

 福岡出身の中田賢はソフトバンクが有利とみられている。すでに2球団と交渉。ヤクルトからも連絡があったことを明かしている。巨人はどう出るのか。

「中田賢とは水面下で交渉が終わっているなんて情報もある。ソフトバンク、阪神ときて、これからヤクルトと交渉する予定も、もし巨人だけが秘密裏に済ませていたとしたら、よっぽど自信がないことになる。中日はFA選手と隠密で交渉し、入団が決まった場合のみ公表するという方針だから、言わなくても構わないルールではあるが、これまで堂々とFA戦線の中心にいた巨人が、今年は表立って動かないから、そういう話が浮上するんです」(前出の球界関係者)

 こちらも、異常高騰する条件に腰が引けたというより、バカらしくなった可能性がある。が、大竹を回避し、中田賢も静観となれば、「即戦力投手」はドラフトに続き、FAでも補強できないことになる。

 新たなターゲットは外国人投手だ。阪神からフリーになったスタンリッジ、昨年の日本シリーズで抑えられ、白星を献上した日本ハムのウルフなどを調査し、補っていく腹積もりのようだ。こっちの方がよっぽど現実的。一昨年の杉内ならいざしらず、今年の大竹と中田賢は「過大評価だ」と他球団はマユをひそめている。巨人は大正解といっていい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学