史上最高SPで逃げ切り 羽生結弦転んでも「金」の快挙
チャンの採点表示をかたずをのんで見守っていた羽生は、合計スコアで上回ったことを確認すると、ほっとしたような表情を見せた。
まだ、あどけなさが残る19歳は、世界最高得点をたたき出したSPのアドバンテージを生かしてライバルを振り切った。
▽羽生の話
「緊張しました。五輪ってすごいなと思った。結果としてはすごくうれしいのが半分、自分の中では悔しいと思うところもある。金メダルを取って言うのもなんだが、やっぱりちょっと悔しい。今回の試合で本当に緊張したし、その緊張の中でどれだけ自分の演技ができるか、本当にいい経験になった。(チャンの得点が出た時は)とにかく驚きしかなかった。自分の演技については悔しかったので、うれしいという感情はなかった。ただこうやって表彰台に上って、まだ花束だが、もらってすごくうれしい。早く金メダルを見たい」
▽男子フィギュア
(1)羽生結弦280・09点
(2)チャン(カナダ)275・62点
(3)テン(カザフスタン)255・10点
(5)町田樹253・42点
(6)高橋大輔250・67点