伝説の完全試合投手が伝授 「マー君がヤ軍で成功する秘訣」

公開日: 更新日:

 現役時代のウェルズは問題児でもあった。起用法に不満があったり、納得いかなかったりすれば、遠慮なく首脳陣に食ってかかった。03年に15勝(7敗)しながら、その年のオフ、ヤンキースを放出されたのは暴露本の出版が原因とも。奔放な言動は時に誤解を生み、首脳陣とのあつれきを招いた。

「まあ、オレの現役時代は、思ったことを言い過ぎて、監督、コーチに怒られたり、メディアに叩かれたりと、いろいろとあったけどね(笑い)。けど、日本人はみな紳士というか、おとなしい印象がある。もし、自分が正しいと思ったら、積極的にジョー(ジラルディ監督)やラリー(ロスチャイルド投手コーチ)と話し合えばいい。何も言わないで終わるのが一番よくないし、後で後悔することになる。言葉の壁があるというなら、通訳を介してでもいい。ジョーであろうが、ラリーであろうが関係ない。自分の意見を言うのは決して悪いことじゃない。タナカは長期契約を結んでいるわけだし、我慢なんてしなくていい。もし、彼らに何も言えないというなら、オレが代わりに言ってあげてもいいよ(笑い)」

「世界一シビア」といわれるニューヨークメディアとは、どう接していけばいいのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗