故障懸念は杞憂 松井裕樹のフォーム「問題なし」と専門家

公開日: 更新日:

「全力をぶつけてチームの勝利に貢献できる投球をしたい」
 4月2日のオリックス戦で正式にデビューすることが決まった楽天ドラフト1位左腕、松井裕樹(18=桐光学園)が堂々と言った。

 松井はオープン戦で4試合に登板。計16イニングを投げて2勝無敗、防御率1・13の成績を残した。17奪三振は摂津、中田(共にソフトバンク)と並ぶ最多タイ。ドラ1ルーキーへの期待が高まる一方で、他球団のスカウトの中にはいまだに「1年持つわけないだろ」という声がある。

 一時は星野監督に開幕投手に抜擢しようと思わせるほどだったが、「174センチと投手としては小柄な体を目いっぱいに使って投げる力投型。左ヒジが下がり、上体をそっくり返らせて投げるあのフォームは、高校時代から故障が懸念された。肩やヒジへの負担が大きいから、シーズン中に体が悲鳴をあげる」と、いうのだ。

松坂大輔との決定的な違い

 本当にそうか。運動生理学・バイオメカニクスに詳しい東京女子体育大学の若山章信教授に聞くと、「必ずしもそうではありません」とこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動