勝みなみ優勝後初ツアー 「相手が悪いよ」と報道陣から不満

公開日: 更新日:

 日本人がイヤがったんだろう。ゴルフ記者の間ではそんな声も出た。

 KKT杯バンテリンレディスを国内ツアー史上最年少の15歳で優勝したアマチュアの勝みなみ(鹿児島高)が快挙達成後、初出場することで注目されるサイバーエージェントレディス(鶴舞CC西C)。

 開幕を2日後に控えた30日の練習ラウンドに集まった報道陣からため息が漏れたのは、初日のペアリングが発表された際である。

 一緒に回るのが、申ジエイ・ボミ韓国勢2人に決まって、なあんだよ、という反応が少なくなかったのだ。無論、実力的には申し分のない相手。イ・ボミはバンテリンで勝と優勝争いを演じ、1打差で敗れている。これは因縁があるからまだいいが……。

「もうひとりが、なぜ申ジエなのか。例えば、前年の優勝者で結婚が発表されたばかりの横峯さくら、あるいは人気も実力もある日本人とのペアなら、マスコミ的にはもっと盛り上げやすいのに、というわけです。初日のペアリングは主催者の意見が反映される。史上最年少優勝で一躍時の人となった勝には、初日から多くの記者とカメラマンがゾロゾロとついて歩くでしょう。同じく15歳で男子ツアーを制した石川遼のときがそうだったように、そんな状態じゃプレーに集中できないとブーたれる日本人選手はいる。アマチュアの勝と回っても、勝って当然、負ければ赤っ恥でいいことはひとつもない。日本人プロが余計な神経を使わないよう、主催者がペアリングに気を使うということはありますからね。出稼ぎの外国人からはそうした不満も出ませんから」(ツアー記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議