「マラカナンの悲劇」を回避 ブラジルにはまだツキがある

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 さらにブラジルにはウルグアイに対するトラウマがある。リオデジャネイロのマラカナンスタジアムで行われた1950年W杯の決勝で、地元ブラジルはウルグアイに敗れて優勝を逃している。いわゆる「マラカナンの悲劇」である。

 もしウルグアイと対戦すれば、64年前の敗戦を蒸し返され、選手は強いプレッシャーを感じることだったろう。チリ戦での苦戦はブラジル代表の若い選手たちに経験を与えた。そして準々決勝の相手がコロンビアとなった──。

 この大会のブラジルにはツキがあるとみている。

文・田崎健太(ノンフィクション作家)

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