杉山愛ママも絶賛 錦織の快進撃で注目集まる親の「育て方」

公開日: 更新日:

 負けたとはいえ、よくやった錦織圭。その両親の育て方にまで視線が集まっている。錦織がテニスを始めたころ、父・清志さんとよく通ったという島根・雲南市の「加茂中央公園」のテニスコート管理者はこう言う。

「錦織くんがここまでの選手になったのは家族の支えがあったからでしょう。清志さんは錦織くんに、試合での実戦経験を積ませることを大事にしていました。中国地方の各地で大会登録をするので、参加費用や交通費はバカにならない。送迎などにも時間を奪われます。並の覚悟でできることではありません」

あの両親でなければ、今の圭はない」と語るのは、元プロテニス選手・杉山愛の母親で、09年に錦織のリハビリコーチも務めた杉山芙沙子氏だ。

「ご両親は圭くんの才能に早くから気付いていたようですが、焦って結果を求めるようなことは決してしませんでした。テニス選手以前に、人としての成長を重要視していたようです。09年、圭くんの右肘手術後のリハビリコーチとして、私に依頼された際も『ケガからの回復以前に、今の圭にとって一番いいことをやってあげて欲しい』と話していました。楽しくリハビリに取り組める環境を与えたかったようで、私も快諾しました。目先の利益ではなく、圭くんの将来を長い目で見ていたのでしょう」

 錦織は基礎的な身体能力も群を抜いていたようだが、それだけでは一流選手は育たない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲