高校ラグビー決勝 "超高校級WTB"竹山晃暉に足りないモノ

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 超高校級WTBも相手の組織的守備に見せ場すらつくれなかった。御所実(奈良)の竹山晃暉(3年)のことだ。

 7日の高校ラグビー決勝でチームは東福岡(福岡)相手に5-57で大敗。準決勝までの4試合で10トライをマークしていた竹山は相手の厳しいマークにもあって今大会初めてノートライに終わった。

 高校日本代表候補に名を連ね、昨夏のユース五輪(中国・南京)代表にも選ばれた日本ラグビー界期待のトライゲッター。50メートル6秒0の俊足を生かした華麗なステップは「10年にひとりの逸材」と評される。

 東京五輪では日本代表のエースとして期待されるものの、世界を相手に戦うには物足りない。身長176センチと上背がないうえに、相手につかまった時の突破力に欠けるからだ。

 ラグビーの強豪国には身長190センチを超える大型でスピードのあるBKは珍しくない。竹山が相手の大型BKと1対1になれば、簡単に抑え込まれたり、ディフェンスではあっさりと振り切られるのは必至だ。10年にひとりの逸材も課題は多い。

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