テニスでも八百長か イタリア2選手が40日間出場停止処分

公開日: 更新日:

 サッカーだけじゃない。

 イタリアのテニス連盟は11日、八百長の疑いでダニエレ・ブラッキアリ(37)とポティート・スタラーチェ(33)の男子2選手に40日間の出場停止処分を科したと発表した。この一件は、サッカーの八百長疑惑を調査する中で発覚した。八百長がバレて出場停止が40日というのも軽罰だが、テニスもサッカーと同じく、八百長疑惑、事件は少なくない。12年のD・サビッチ(セルビア)や昨年のA・クマンツォフ(ロシア)のように永久追放処分が下された者もいる。

 八百長といっても、組織から金を受け取って故意に負けるケースばかりではない。ツアー関係者がこう語る。

「ランク下位の選手が、ドロー(出場選手)が少ないダブルスで勝ち続けると、週末に始まるシングルスの予選に出られないケースが出てくる。シングルスを重視すれば、わざとダブルスを落とすこともある。故意に負けると言えば語弊があるかもしれないが、4大大会にピークを持っていくために、調整に充てる試合をつくる選手もいます」

 そもそもテニスは以前から賭けの対象であり、かつては全豪オープンの会場に、ブックメーカー(合法賭け屋)のブースがあったほどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ