<第20回>地元の進学校に普通に行ける成績だった

公開日: 更新日:
(C)日刊ゲンダイ

 自分のチームはもちろん、相手チームの選手の特徴や結果を正確に記憶。それを基に自分なりの傾向や対策を頭の中で組み立てる。それが初めて見た試合だろうと、打球の行方や、次の展開をことごとく言い当ててしまう――。

 水沢南中学の3年時担任にして国語科教諭、野球部監督だった太田和成(38)が舌を巻いた大谷の野球アタマの良さは、それ以前から周囲の目に留まっていた。

 水沢リトルには低学年のバンディッツ(山賊)と高学年のパイレーツ(海賊)があり、大谷はバンディッツにいたころから、パイレーツの一員としてプレー。外野手として出場していたある試合で、自分より年長の選手に対して、

「そのバッター、さっき、あっちの方に打ったから、もっとあっちを守って!」

 と、身ぶり手ぶりで指示していたという。

 学校の成績は良かった。太田がこう証言する。

「授業は非常に集中 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り804文字/全文1,196文字)

メルマガ会員
0円/月(税込)
今なら無料で日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事と競馬記事をそれぞれ3本試し読みできます!
オススメ!
プレミアム
2200円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事読み放題。最新の紙面をビューアーで閲覧可。競馬出走表も予想も全部読める。会員限定オンライン講座見放題。会員限定のプレゼントも。
スタンダード
780円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事が月50本まで読める。
新聞郵送セット割
3550円/月(税込)
プレミアムプランのサービスに加えて新聞も郵送で後日お手元へ。

(価格改定のため10月から3800円/月(税込))

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声