武藤「マインツ入り」報道 あくまで“チェルシー経由”の裏事情
今季の英プレミアリーグを制した名門チェルシーから移籍の正式オファーを受け、6月下旬にFC東京を離れることが内定している日本代表FW武藤嘉紀(22)。
FC東京の大金社長が「3月上旬にチェルシーから話があった」ことを4月8日に認め、それから1カ月が経過した。しかし、武藤本人の口から「チェルシーに行くことにしました」という発言はない(8日現在)。
7日に大金社長が「いろいろな話がある中、武藤は悩んでいる」と興味深いコメントを発したこともあり、スポーツマスコミは「日本代表FW岡崎がプレーしている独マインツへの移籍が進んでいる」と大きく報じ、たとえば8日発売の一部スポーツ紙は「移籍金として4億円を用意。年俸は現在の約3倍(7000万円)を提示」と具体的な数字を挙げている。
実は、マインツの岡崎は昨年来、英プレミアリーグへの移籍を画策しており、現在も英プレミア中堅のレスターを第1候補としながら「サウサンプトン、スウォンジーとも交渉を続けている」(サッカー記者)という。
昨季15ゴール、今季も12ゴールで得点ランク8位の稼ぎ頭がいなくなれば、代わりのストライカーを引き入れなくてはいけない。岡崎を売却すれば、マインツには15億円前後の移籍金が入る。それを原資に武藤を引き入れるというのだ。