武藤「マインツ入り」報道 あくまで“チェルシー経由”の裏事情
「ドイツ大手誌キッカーも、武藤のマインツ入りを盛んに報じている。でも、武藤の独行きは、あくまでも“チェルシー経由”なのです」
と欧州サッカー事情に詳しい某マスコミ関係者が続ける。
「チェルシーに移籍した後、1年目の15―16年シーズンはオランダの中堅フィテッセにレンタル移籍し、そこで結果を残して16―17年シーズン前にチェルシーのトップチーム入りする──。これが当初、武藤の描いていた青写真です。ところが、長らく友好的だったチェルシーとフィテッセの関係が最近になって悪化してしまい、フィテッセで“一時預かり”が出来なくなった。そこで武藤に関心を示していたマインツが、チェルシーからのレンタル移籍先として急浮上。そうした状況から、キッカー誌の《武藤マインツ入り》の記事が出来上がったのです」
もちろん武藤のマインツ入りは、あくまで岡崎の英プレミア移籍が実現することが大前提。もし岡崎がマインツ残留となると武藤のレンタル移籍先探しは、振り出しに戻ってしまうのだが……。