試合に勝っても“地獄の階段上り” 巨人・立岡が語る鎮西時代

公開日: 更新日:

「思い出すのは本妙寺の階段上り。1段ずつ、1段飛ばし、2段飛ばしと種類がいろいろあって、これを延々とやるんです」

 こう語るのは、鎮西高校(熊本)出身の巨人の立岡宗一郎外野手(25)。熊本市内にある本妙寺には胸突雁木と呼ばれる176段の急勾配の石段がある。さらに別の場所に300段の石段も。高校野球で使用される藤崎台県営野球場のほど近くに本妙寺はあった。

「夏の大会の試合後でも(江上寛恭)監督の機嫌次第でやるかやらないか決まるんです。勝っても接戦ならまずアウト。コールド勝ちでもガンガン打たないと本妙寺行きです。だから試合の後はいつもヒヤヒヤ。このまま終わりか、グラウンドに戻って練習か、すぐ近くの本妙寺へ移動して階段上りか……。ボクは主将だったので『監督、この後はどうされるんでしょうか?』ってやたら丁寧な言葉遣いで監督の機嫌を取りながら、階段上りだけは避けるように仕向けないとチームメートに何を言われるか……。グラウンドで練習をした方がはるかにマシ。それほどきつかったんです」

 野球部寮で生活。江上監督の父・孝浩さんが切り盛りしていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?