優勝メンバーは阪神にそっぽ 金本氏は“貧乏クジ”を引くのか

公開日: 更新日:

■球団の「アリバイ作り」か

 だとすれば、スポーツ紙が「阪神 金本招聘で一本化」と報じるのはおかしくないか。彼らに声を掛けてフラれ続けた現フロント陣は、いまの自分たちの体制がネックになっていることを誰よりも理解しているはずだからだ。

「スポーツ紙の売り込みですよ。自分の社で抱える評論家を監督やコーチにねじ込むのはスポーツ紙の常套手段。彼らを通じて情報を優先的に取れるからです。中でも大阪のスポーツ紙にとって阪神情報はメシの種。そういう機運を盛り上げるためにも、そりゃ、派手に書き立てますよ」(前出のOB)

 なるほど最初に金本の名前をブチ上げたのは、本人と関係の深いスポーツ紙だった。

 あるいは球団の思惑かもしれない。関西方面で金本人気はバツグン。ファンの間でも「監督待望論」は根強い。そんな金本に対して、スポーツ紙を通じて「あなたが本命ですよ」と秋波を送ることは阪神にとってマイナスにはならない。ファンや世間に対し、声を掛けたけど実現しなかったというエクスキューズになるからだ。いわば断られるのを承知で、それでも我々は動きましたよとアピールするアリバイ作りみたいなものだ。

 いずれにしても阪神の次期監督問題、一筋縄でいかないことだけは確実だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」