興味のない人にとって箱根駅伝は迷惑千万

公開日: 更新日:

 青学大の2連覇で幕を閉じた箱根大学駅伝。毎年、コタツに入って母校の応援を楽しみにしている人ばかりではなく、「国民的行事」としてすっかり定着し、今年も2日(往路)の平均視聴率は28.0%、3日(復路)が27.8%(いずれも関東地区・ビデオリサーチ調べ)という高い数字だった。

 そのレースは青学大が、1区から10区まで全区間トップを守ってゴール。青学大の選手は移動中継する1号車の前を単独で走りつづけたことで、大学にとっては抜群の宣伝効果があった。

 宣伝という面では、青学大とパートナーシップ契約を結んでいるスポーツメーカーもウハウハだ。青学のグリーンのユニホームには、メーカーのロゴマークと3本ラインが入っている。

「青学のタイムは全10区で約11時間。テレビの視聴率は30%近いし、青学の選手が中継される時間が9時間としても50億~60億円ぐらいの宣伝効果がある」(広告代理店関係者)といわれている。

 しかしその一方で、「箱根駅伝は害悪です」との声も少なくない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした