興味のない人にとって箱根駅伝は迷惑千万

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 青学大の2連覇で幕を閉じた箱根大学駅伝。毎年、コタツに入って母校の応援を楽しみにしている人ばかりではなく、「国民的行事」としてすっかり定着し、今年も2日(往路)の平均視聴率は28.0%、3日(復路)が27.8%(いずれも関東地区・ビデオリサーチ調べ)という高い数字だった。

 そのレースは青学大が、1区から10区まで全区間トップを守ってゴール。青学大の選手は移動中継する1号車の前を単独で走りつづけたことで、大学にとっては抜群の宣伝効果があった。

 宣伝という面では、青学大とパートナーシップ契約を結んでいるスポーツメーカーもウハウハだ。青学のグリーンのユニホームには、メーカーのロゴマークと3本ラインが入っている。

「青学のタイムは全10区で約11時間。テレビの視聴率は30%近いし、青学の選手が中継される時間が9時間としても50億~60億円ぐらいの宣伝効果がある」(広告代理店関係者)といわれている。

 しかしその一方で、「箱根駅伝は害悪です」との声も少なくない。

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