トルネード健在 野茂英雄が計る「監督」就任のタイミング

公開日: 更新日:

 ファンあってのプロスポーツだし、中でも最近のプロ野球界は人気を当て込んだ監督、コーチ人事が横行している。公の場に顔を出すだけで耳目を引く野茂が、08年の現役引退以降、指導者として一度もユニホームを着ていないのはなぜか。

 これまでというか、いまも野茂がユニホームを着るウワサがないわけではない。

 そのひとつがメジャーだ。実は13年オフ、米大リーグ、エンゼルスの監督候補に浮上したことがある。

 知将と名高いソーシア監督のもと、エンゼルスは02年にワールドシリーズを制覇。その後もコンスタントにプレーオフに駒を進めていたものの、09年を最後に3年続けてプレーオフ進出を逃した。

 オーナーであるアーティー・モレノ氏はアリゾナ州ツーソン出身のメキシコ系4世。屋外広告で財を成したメジャーリーグ初のヒスパニック系オーナーだ。そのモレノオーナーは高級住宅街のアーバイン地区の米国人に加え、周辺のヒスパニック系や日本、韓国などのアジア系も観客のターゲットにしている。そんな事情もあって、球団内部の「ポスト・ソーシア候補」に野茂の名前が浮上したという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋