錦織「理解できない」 テニス八百長疑惑でブームに冷や水

公開日: 更新日:

 開幕したばかりの全豪オープンの会場に激震が走った。

 米ニュースサイトのバズフィードと英BBCは17日、テニスの全英(ウィンブルドン)や全仏オープンなどで八百長が行われた可能性があると報じた。ビックリしたのは、疑惑の対象者の中に4大大会のシングルスやダブルスの優勝者も含まれているということだ。07年にATPツアーが実施した八百長に関する調査報告書を入手し、4大大会優勝者を含む16人に全英オープンなどで敗退行為があった可能性を指摘している。

 全豪1回戦に勝った錦織は直後の会見で質問に答え、「僕自身は全く関与していないし、八百長をやろうと思うことが全く理解できない」と語った。

 テニス界では昨年もイタリアとフランスの選手が八百長に関与したとして6カ月の出場停止処分を受け、イタリアのテニス協会も八百長をした国内の2選手を永久追放にしている。

「公認、非公認を含めてプロスポーツが賭けの対象になっている以上、八百長を仕組む組織はなくならない」といわれている。今回はテニス界で浮上した疑惑だが、世界を見渡せば、八百長や、まったく不正が行われないプロスポーツなど皆無と思えてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?