プロアマ途中棄権の松山英樹 最大の敵は「ホーガンの庭」
2週前のフェニックス・オープンで、米ツアー2勝目を挙げた松山英樹(世界ランク12位)。
プレーオフでファウラー(同4位)を破っての勝利は高く評価され、直後に更新されたツアー公式サイトでは、18日から始まるノーザントラスト・オープン(カリフォルニア州リビエラCC)のパワーランキング(優勝予想番付)で、日本選手初のトップになったものの、開幕前日の17日に出場したプロアマ戦は、体調不良のため9ホールを終えたところでプレーを中止。
18日の第1ラウンドは出場する意向というが、予選は同3位のマキロイ、同27位のクーチャーと同組。世界ランク1位のスピースも参戦するから、簡単に勝てる試合ではない。
さらに……イチローが結婚式を挙げたことでも知られている名門のリビエラCCは、ベン・ホーガンが何度も勝ったことから、別名「ホーガンの庭」と呼ばれている。
そこで開催される大会だけに、米国人には思い入れが強く、ここ10年の優勝者を見ても他国の選手は2人だけ。米国選手は他の会場以上に、ギャラリーの後押しも大きい。
昨年の大会は4位に終わった松山は、1打足りずにプレーオフに残れなかった。今年も優勝を争うようなことになっても、ここで日本人選手初となる、シーズン複数回優勝の達成は厳しいかもしれない。