“負けず嫌い”が災い アスリートにギャンブル依存多い理由

公開日: 更新日:

「やめようと思ってもやめられなかった……」

 ギャンブルにはまった多くの者はこう口を揃えるが、裏カジノだけでなく、違法スロット店での賭博行為もバレたバドミントン選手の桃田賢斗(21)もそうだ。

「いけないことだとは分かっていたけど、入ってはいけないところに入る好奇心だったり、少し楽しんでいる自分もいた」

「勝負の世界で生きているので、ギャンブルの世界に興味があった。やめることができなかった」と語っていた。

 巨人選手が野球賭博に関与して無期限失格処分になってから半年も経たないうちに、今度はリオ五輪の金メダル候補が裏社会での遊びで、長期間公式競技から離れることになった。多くのファンや応援してくれる関係者を裏切ったわけだが、後悔してももう遅い。

 2010年に発覚した大相撲の野球賭博も、数十名に及ぶ力士や年寄などが関与。大関琴光喜と大嶽親方は解雇され、11年春場所が中止に追い込まれ大きな問題となったことは記憶に新しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」