由伸監督も限界 大コケ大砲ギャレに見切りで緊急補強浮上

公開日: 更新日:

 この日は守りでも足を引っ張った。

 22日の中日戦、1点ビハインドの六回に、巨人一塁手のギャレット・ジョーンズ(34)が併殺を狙って二塁へ悪送球。二塁走者の本塁生還を許すと、その後もバント処理で送球エラー。1イニング2失策のドタバタで、粘投を続けていた先発・高木を“KO”してしまった。

 ギャレットは「慌ててしまって送球が乱れた。自分でも残念だ」とうなだれ、村田ヘッドコーチは「痛い。しっかり守らんと」と苦言。一塁手としては12球団ダントツの6失策目。他球団には「バントは一塁手のギャレットに捕らせろ」との合言葉があるほどで、「巨人の穴」は大きくなるばかりなのだ。ある巨人の野手がこう言っている。

「いいヤツなんですよ。エラーすると必ずマウンド付近に小走りで行き、投手に『ソーリー』って謝っている。そんな外国人、あまりいない。だから言いにくいんですけど、投手からは不満の声が出ています。内野手はまずは守ってくれないと……」

 なにせメジャー122発の大砲だ。守備のミスには多少は目をつぶってもらわないと――。そんな言い分はしかし、この助っ人には通用しない。打ってもパッとしないからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性