リオ辞退者続出にIOC会長が奥の手「ゴルフ評価見直しも」

公開日: 更新日:

 有力選手の欠場続出に国際オリンピック委員会(IOC)が奥の手をちらつかせ始めた。

 IOCのトーマス・バッハ会長は13日(日本時間14日)、ゴルフのトップ選手によるリオ五輪への出場辞退が相次いでいることに「個人の決断を尊重する」と一定の理解を示しながら、皮肉も忘れなかった。

 正式種目としては1904年以来の実施。同会長は「大会を楽しみにしている」と期待を寄せたが「今大会終了後には他の競技も含めて(五輪種目としての)評価を見直す必要がある」と実施競技からの除外を検討すると示唆した。

 今大会はジカウイルスの脅威や治安の悪さを理由に男子の世界ランキング上位4人を含む20人の選手が出場辞退を表明している。

 大会期間中の集客、テレビ視聴率の低迷につながりかねないだけに、バッハ会長は「トップ選手の参加が主な評価基準の一つになる」と20年東京五輪への積極的な参加を呼び掛けた。

 8月に行われるIOC理事会ではゴルフの存続が議題に上がるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった