バスケ米代表 C・アンソニーはNBAのオピニオンリーダー
リオ五輪バスケットボール男子1次リーグの豪州戦で、五輪通算293得点をマークし、レブロン・ジェームズが持つ米代表の最多得点記録を更新したカーメロ・アンソニー(32=ニックス所属)。続くセルビア戦で12点、フランス戦で10点をマークし更新を続け、準決勝進出を決めた18日のアルゼンチン戦でも、7点を挙げた。
NYのブルックリン生まれ。運動能力は秀でていたが、暴力や薬物を目の当たりにしてタフさも身につけた。高校に進学すると身長がどんどん伸び、文字通り“頭角”を現していく。03年NBAのドラフトでデンバー・ナゲッツに入団し、13年には移籍先のニックスで得点王に輝くなどスター選手だ。4度目となる五輪で3つ目の金メダルを目指しているが、アンソニーは特別な思いでリオに来ている。
アメリカでは警察官による黒人射殺事件が相次ぎ、その報復が繰り返され、緊張が続いている。リオ五輪開幕の1カ月前、アンソニーがインスタグラムに投稿し、多くのアスリートの共感を呼んでいるのだ。
“Take action. Demand change”