日ハムが首位浮上 増井の“先発転向”命じた栗山監督の慧眼

公開日: 更新日:

 日本ハムは先発転向の増井が9回5安打1失点、プロ初完投で5勝目(3敗)を挙げた。チームは4連勝でついに首位浮上だ。

 昨季の増井は球団タイ記録の39セーブを挙げるも、今季は6月まで21試合、3勝2敗10セーブ、防御率も6.30。栗山監督は調子が上がらない守護神に大胆な配置転換を命じた際には、「命懸けで考えた。増井のために、チームが優勝するために何が必要か。優勝するためには先発投手をそろえることが重要」と語っていた。

 その増井がプロ初完投を挙げた日に、くしくも首位に立ったのだから、話が出来過ぎだ。守護神の先発プランに対して一部のOBからは、「ホークスの摂津はセットアッパーから先発になって成功した例だが、後ろから前に回るのは難しい。増井は使い物になるのか」との声も出ていた。

 日ハムがこのまますんなりと逃げ切れるとは思えないが、増井のプロ初完投で監督の「目」が間違っていなかったことだけは証明された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?