甲子園Vでプロ決意か 作新学院も気を揉む今井達也の進路

公開日: 更新日:

■“スポーツ校”の経営理想とは?

 作新学院は生徒数3668人(平成26年5月)。日本最大級のマンモス校で、野球部員は99人。野球で名前が売れれば知名度が上がる。進学実績が良ければ「出口」が広がり、生徒募集の際の「入り口」も広がる。スポーツに力を入れている学校の大半はこうした経営が理想だ。

「ですが、今井に限れば、学校の思惑を押し通すのは難しいと思う。プロの攻勢は防げないだろう」

 とは、強豪私立校の監督だ。

「プロに行かれたら学校としてはうまみがない。有名な大学、社会人に進んで『進学実績』をつくり、将来的には指導者として帰ってきてくれたら二度おいしい。ただし、1位指名が確実となれば話は変わってくる。以前、プロのスカウトに『ドラフト1位ならプロ、2位以下なら大学』とプレッシャーをかけたこともあるが、本人のプロ志向が強い上に、ドラフト1位で取ると言うなら、強引に進学させることは、むしろ世間の批判対象になりかねない。今井の場合は優勝投手だからなおさらだろう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!