CSとHR王へバトル…筒香と山田は“満身創痍”とコーチ証言

公開日: 更新日:

■見たいお客さんがいるなら…

 一方の山田も、体調は決して万全ではない。11日の阪神戦で岩貞から背中に死球を受けた。患部は赤く腫れ上がっているそうで、チーム内では「ボール1個分ズレて当たっていたら、肋骨が折れていたかもしれない」という声もある。

 今季は史上初となる2年連続での3割、30本、30盗塁の「トリプルスリー」達成が確実だが、前半戦は腰痛、右太もも裏痛を抱えながらプレー。7月30日の巨人戦では背中に死球を受けた際に、肋骨骨挫傷のケガを負った。それでも本人はこの日も「体は大丈夫です」と話し、試合に出続けている。ヤクルトの宮出打撃コーチが言う。

「自分の状態に関係なく、グラウンドに立ち続けようという意思が伝わってくる。山田を見たいというお客さんはたくさんいるし、チームも山田が打つことで勝利に導く可能性が高くなる。そういう部分も理解していると思う。本塁打王については、本人は口にはしていないが、ここまできたら取りたい気持ちはあると思う」

 軍配はどっちに上がるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性