下克上狙うベイ秘策 先発モスコーソでカープ1~3番封じ

公開日: 更新日:

 シーズン1位の広島と同3位のDeNAによるCSファイナルステージ。両チームの対戦成績は広島の13勝12敗とほぼ互角。巨人を倒した勢いで「下克上」を狙うDeNAの先発は、初戦がモスコーソ、2戦目は三嶋が予想される。

 モスコーソは今季、13試合で5勝7敗、防御率5.18、三嶋も4試合で1勝1敗、防御率3.75と平凡な成績に終わったが、2人は広島の田中、菊池、丸の「1、2、3番」トリオに対し相性がいいのが特徴だ(モスコーソ=計14打数無安打、三嶋=18打数1安打)。

 リーグ一の破壊力を持つ広島打線は、上位に座る3人が出塁し、新井、鈴木、エルドレッドがかえすというのが得点パターン。DeNAは田中、菊池、丸の3人を塁に出さないことが勝利の条件となるだけに、モスコーソと三嶋の先発起用は理にかなっているといえる。

「短期決戦では単に打者を抑えるだけでなく、早い段階で、内角攻めや変化球など、徹底した配球で相手打者に嫌なイメージを植えつけたい。そうすることで2戦目以降の戦いを有利に進めることができるからです。DeNAとしては、広島のキーマンである田中、菊池、丸の3人をCS期間中、眠らせておくことができるか。まずは初戦、3人に対して相性がいいモスコーソが投げミスを防ぎつつ、打撃を崩せるかどうか。2戦目の三嶋がこれを継続できるかがポイントになるでしょう」(評論家の川崎憲次郎氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

  2. 2
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  3. 3
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 4
    木村拓哉×堺雅人「共演NG」情報の火元…盟友関係の2人がナゼ? 妻同士も交流があるのに

    木村拓哉×堺雅人「共演NG」情報の火元…盟友関係の2人がナゼ? 妻同士も交流があるのに

  5. 5
    打撃は異次元のレベルへ昇華、野手専念の今季が「三冠王」の最初で最後のチャンス

    打撃は異次元のレベルへ昇華、野手専念の今季が「三冠王」の最初で最後のチャンス

  1. 6
    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

  2. 7
    膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功

    膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功

  3. 8
    平野紫耀は「TOBE」の“フロントマン”で大躍進! すさまじい経済効果に広告業界も熱視線

    平野紫耀は「TOBE」の“フロントマン”で大躍進! すさまじい経済効果に広告業界も熱視線

  4. 9
    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

  5. 10
    岸田首相「6月解散」強行なら自公81減、過半数割れ、下野もある! 野上忠興氏が議席予測

    岸田首相「6月解散」強行なら自公81減、過半数割れ、下野もある! 野上忠興氏が議席予測会員限定記事