日本人も標的 メジャーにはびこるスタンドからの人種差別

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 レッドソックスのエース左腕が衝撃の告白である。

 一昨年の12月にレッドソックスにFA移籍したデービッド・プライス(31)が15日付(日本時間16日)地元紙「ボストン・グローブ」(電子版)に本拠地「フェンウェイパーク」で地元ファンから人種差別を受けたと明かしたのだ。

 試合前、ブルペンでの投球練習の際、スタンドのファンから肌の色をあざけるような言葉を浴びせられたという。プライスは黒人の父親と白人の母親の間に生まれたそうで、「あんなひどいことを言われたのは子供の時以来だ」と話している。

 MLBでは黒人、中南米出身選手への差別が根強く、昨年9月には黒人のアダム・ジョーンズ外野手(オリオールズ)が、過去に受けた差別を挙げ「野球は白人のスポーツだ」と発言して物議を醸した。

■日本人と知りながら「中国人」

 黒人や中南米出身選手だけでなく、ときには日本人選手もターゲットにされる。レッドソックスではプライス同様、これまでプレーした多くの日本人選手が心無いファンの餌食にされた。

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