大田、大累、村田…日ハムで“元G選手”がレギュラー争い
「これだけいい選手を何で出したのか? そりゃ巨人だから仕方ないよ」
こう話すのは、あるパ球団のスコアラーだ。
14日、日本ハムの紅白戦で、「元巨人」の選手たちが投打にわたって活躍した。
昨年4月、乾とのトレードで加入した大累進(26)は紅組の「9番・三塁」で出場。安打を放ったうえ、守備でもみせた。初回、三塁線の深い打球を倒れ込みながらさばくと、その場で一塁へ鋭い送球、間一髪でアウトにした。次打者のボテボテの三ゴロに対しては猛チャージで反応、ランニングスローで打者走者を仕留めた。
昨年11月に吉川、石川とのトレードで大田泰示(26)と共に日本ハムに移籍した公文克彦(24)は白組の3番手で登板。野手の失策で一、二塁のピンチを迎えるも、後続を断って無失点で切り抜けた。
大田はこの日、2打数無安打に終わったものの、1打席目に特大のファウル。球場外、左翼の奥にあるブルペンの屋根を直撃したから、ファンはおろか、スコアラーも目を丸くした。ネット裏で見ていた西武の小野和義編成部プロ担当はこう言った。