五輪金でも柔道“ご褒美”なし ベイカー茉秋が笑顔でチクリ

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 笑顔でカネの話をした。

 5日、「第84回自民党大会」にゲストとして出席したリオ五輪柔道男子90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(22)。同大会で団体銅メダルを獲得した卓球福原愛(28)、車いすテニス銅メダリストの上地結衣(22)、箱根駅伝で3連覇を果たした青山学院大陸上部の原晋監督(49)と共に登壇した。

 ベイカーは原監督から「自民党の先生方に要望があればこの機会にぜひ」と振られると、こう切り出した。

「(リオの)決勝で戦ったジョージアのリパルテリアニ選手が(ベイカーが所属する)東海大学へ練習に来ていたとき、『オリンピックで優勝すれば、何億円というお金がもらえて、政治家にもなれるんだ』と言っていて、決勝で組み合ったときは、思わずその会話が頭をよぎりました(笑い)。そういう選手は、やはりハングリーさが伝わってきますね」

■柔道復活がウラ目か?

 柔道は五輪でメダルを取っても全日本柔道連盟(全柔連)から賞金が一切出ない。受け取れるのは、JOC(日本オリンピック委員会)からメダリストに一律で渡される報奨金のみ(金500万円、銀200万円、銅100万円)。例えば、陸上は2000万円、ゴルフバドミントン、卓球は1000万円、レスリングバレーボールは300万円など、金メダルを取ると各連盟や協会から「ご褒美」がもらえる。柔道がご褒美なしのゆえんは「勝って当たり前」のお家芸だからだ。

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