白井健三がオールラウンダーに 王者・内村航平に宣戦布告

公開日: 更新日:

「いつまでも内村航平さんに頼っていられない。下から追い上げたい」――。リオ五輪男子体操種目別跳馬銅メダリストの白井健三(20=日体大)が、絶対王者に宣戦布告である。

 6日、都内で行われた「明治ブルガリアヨーグルト」の新商品発表会に女子日本代表の村上茉愛(20)、笹田夏実(21=いずれも日体大)とともに出席。

 今季初戦となった2月末の種目別W杯(豪州・メルボルン)では、得意の跳馬と床に加え、鉄棒も制して3冠を達成。幸先のいいスタートを切り、「W杯で結果を残したので順調に仕上がっている。この調子を維持して練習していきたい」と、まずは4月の全日本個人総合選手権優勝を目標に掲げた。

 今季は20年東京五輪で個人総合でのメダル取りを目指し、スペシャリストからオールラウンダーへの転身を図る。全6種目をそつなくこなすだけでなく、各種目の難度にもこだわっている。

 先のW杯では、跳馬の新技で自身の名前(シライ)が付く可能性がある「シェルボ2回ひねり」に成功。床では最高H難度のシライ3(伸身リ・ジョンソン)、G難度のリ・ジョンソンと大技2つを組み込んだ演技構成にも取り組んでいる。

 今季から導入される新ルールでは、技の出来栄え、美しさも重視されるだけに「新ルールでも、白井健三は強かったと思われるように、結果を残す」と自信たっぷりに語った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性