目当ては清宮より中村奨成 巨人がU18へスカウト緊急派遣

公開日: 更新日:

 清宮の評価が不動のものになっているのであれば、確かに追い掛けても意味はない。にもかかわらず、現地にわざわざチーフスカウトを派遣するのは、清宮の評価を上回る可能性をもった選手が出てきたということだろう。

 パ・リーグのあるスカウトはこうみる。

「甲子園で大会記録を塗り替える6本塁打を放った強肩強打の捕手・広陵の中村奨成ですよ。清宮が大学進学を選択した場合はもちろんのこと、仮にプロ志望を表明したとしても、巨人が1位を清宮から中村に乗り換える可能性が出てきたということでしょう。要するに清宮の評価が下がったのではなく、中村の評価がグンと上がった。巨人のスカウトは中村の木製バットへの適応や、捕手としてのリード面などをよりプレッシャーのかかる国際試合で綿密にチェックしたいのですよ」

■帯に短し、たすきに長し

 巨人の岡崎スカウト部長は、日本代表の選手がカナダに出発した当日のスカウト会議終了後、清宮や中村を含む「12人前後」のAランク選手に変更はないと言った。中村については「甲子園で活躍をしたから評価が変わったわけではない。スカウト部としては甲子園に出ていなかったとしてもA評価は変わらなかった」と強調した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは