3横綱休場でも大盛況 大相撲はバブル人気の“異常事態”

公開日: 更新日:

 言ってしまえば「相撲バブル」だが、バブルはいつかはじける。先代の北の湖に続き、八角理事長も「土俵の充実」と、口を酸っぱくして言っている。もし、ブームが過ぎ去った後にこれといった力士が育っていなければ、朝青龍の一人横綱時代以来となる暗黒時代の到来だ。

 この日は有望株の阿武咲(21)が、やはり成長著しい御嶽海(24)を撃破。25歳の北勝富士も、カド番大関の照ノ富士を破った。前出の中澤氏は「今の親方衆はきちんと技術を教えられない。弟子の出世に便乗し、自分がいい思いをしたい親方ばかり」と話す。ならばなおのこと、力士個人が人気にあぐらをかかず、自覚を持つ必要がある。

 この日は横綱日馬富士(33)が白星発進。高齢横綱に優勝を許すようでは、角界に未来はない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」