44歳片山のマッチプレーVが物語る 日本男子ツアーの現実

公開日: 更新日:

 多少のミスがあっても取り返しがつく72ホールのストロークプレーとは違い、マッチプレーは目の前の相手を倒して勝ち続けなければ優勝できない。一打一打が真剣勝負。コースを見て、相手を見て、自分の調子と状況を判断しての駆け引きも必要だ。技術だけでなく、精神力、体力など総合力が求められる試合形式だ。

「マッチプレーの真剣勝負で選手の潜在能力を引き出して、日本ツアーのレベルを引き上げるのが今大会の目的でした。それが世界でまったく通用しない、しかも44歳の片山の優勝では日本ツアーのレベルの低さを改めてあぶりだしたことになる。海外では20代前半のJ・スピースやJ・トーマスが大活躍しているのと正反対。日本ツアーの若手プロの一打に対する集中力や真剣さの欠如をよく物語る結果でした」(前出の宮崎氏)

 要するに日頃から生ぬるいゴルフで、真剣勝負が身に付いていないことが露呈したわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所