両球団経験の通訳証言 ソフトBとベイに資金以外の“格差”

公開日: 更新日:

 DeNAに連敗したが、王手をかけて地元・福岡に戻るソフトバンクの優位は動かないだろう。

 ソフトの強さを裏付けるのは潤沢な資金にある。チーム総年俸は12球団トップの42億800万円。最も高給取りのサファテ(36)は5億円だ。

 一方、DeNAは15億8622万円で6年連続最下位。その差は約27億円もある。日本シリーズまで勝ち上がってきただけでも立派だ。

「金満球団」といわれるソフトだが、カネをばらまくだけではないようだ。2010年に楽天、11~13年にDeNAで通訳を務め、14年からソフトバンクに移籍して現在はデスパイネ(31)を担当する青木レオナルド通訳がこう話す。

「現場の選手やスタッフが快適にプレーできる環境づくりを最優先してくれる球団です。選手の家族に対するフォローやサービスが行き届いている。それはお金の面もあるかもしれないけど、選手の要望に対して何とかしてあげようという姿勢の問題でもある。これはチームの方針でもあって、どれだけ難しい要求でも『無理』とは言わずに最大限の努力をしてくれる。この姿勢はどこの球団よりも素晴らしい。DeNAでは、突っぱねられることもありましたから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?