金本降ろしも…今季最多の借金8で虎生え抜きOBは爆発寸前
阪神は昔からややこしいところだ。かつては球団内部の複数の派閥が、OBや親会社のエラいさんも巻き込んで激しい勢力争いを繰り広げた。ときの体制を快く思わない派閥の人たちは、現体制の足を引っ張ろう、何かあればマスコミを利用して気勢を上げようと、それこそウの目タカの目だった。
今はそこまでギスギスしないまでも、現体制を快く思っていない連中は少なからずいる。そんな人たちが、いよいよ勢いづきそうなのが今の阪神ではないか。甲子園に戻ってヤクルト戦に連敗。29日で本拠地の成績は16勝27敗1分け。借金は今季ワーストに並ぶ「8」に膨らんで、2位ヤクルトとのゲーム差は4.5に広がった。
「誰だって勝ちたい、打ちたいと思っている」
試合後の金本監督はこう言ったが、思うだけなら誰にでもできる、思ったら何とかするのが監督の仕事だろうととらえている人たちがいる。