平常心保てず一喜一憂…池田勇太に“プロの矜持”はないのか

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【トップ杯東海クラシック】

 前週のダイヤモンドカップに勝って、ツアー通算20勝をマークした池田勇太(32)。その時に「永久シードの25勝を目指しますよ」と威勢よく言い放ち、今大会最終日は首位タイ発進と2週連続優勝のチャンスだった。ところが、3バーディー、4ボギーの73とスコアを崩して8位に終わった。

 毎週勝てとは言わないが、勝てなかった時のコメントが見苦しい。

「結局勝てないので、ここのコースは相性が良いわけではないんですよ」

「きょう、プリファードライ(の救済)がないのは考えられないですよね」

 ギャラリーの携帯電話が鳴って1番ティーでドライバーが右に飛んで行き、「あの感じで嫌な雰囲気しか出なかったですね」。ゴルフにミスはつきものだ。一喜一憂しているようでは集中力も続かない。

 青木功JGTO会長は、自著「勝負論」(新潮新書)の中でいいことを書いている。
<様々な問題や困難は、好むと好まざるとにかかわらず自然と起こり得るわけで、それらを避けて通ることはできない。だからこそ、何かトラブルに見舞われた時のために、平常心を保てる自分なりの方法を見つけておく必要があるのだ>

 つまるところ、ぐずぐず語る池田には平常心を保つ術がないわけだ。

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