平常心保てず一喜一憂…池田勇太に“プロの矜持”はないのか

公開日: 更新日:

【トップ杯東海クラシック】

 前週のダイヤモンドカップに勝って、ツアー通算20勝をマークした池田勇太(32)。その時に「永久シードの25勝を目指しますよ」と威勢よく言い放ち、今大会最終日は首位タイ発進と2週連続優勝のチャンスだった。ところが、3バーディー、4ボギーの73とスコアを崩して8位に終わった。

 毎週勝てとは言わないが、勝てなかった時のコメントが見苦しい。

「結局勝てないので、ここのコースは相性が良いわけではないんですよ」

「きょう、プリファードライ(の救済)がないのは考えられないですよね」

 ギャラリーの携帯電話が鳴って1番ティーでドライバーが右に飛んで行き、「あの感じで嫌な雰囲気しか出なかったですね」。ゴルフにミスはつきものだ。一喜一憂しているようでは集中力も続かない。

 青木功JGTO会長は、自著「勝負論」(新潮新書)の中でいいことを書いている。
<様々な問題や困難は、好むと好まざるとにかかわらず自然と起こり得るわけで、それらを避けて通ることはできない。だからこそ、何かトラブルに見舞われた時のために、平常心を保てる自分なりの方法を見つけておく必要があるのだ>

 つまるところ、ぐずぐず語る池田には平常心を保つ術がないわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  4. 4

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  5. 5

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

  3. 8

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  4. 9

    石丸伸二陣営に都知事選での公選法違反疑惑…矢面に立たされた渦中の「T氏」の正体と釈明

  5. 10

    橋本環奈「おむすび」浮上の足を引っ張るギャル衣装のダサさ…「カムカム」「ばけばけ」も逆風に