ファイナル棄権で3連敗…大坂なおみが背負う“2倍の重圧”

公開日: 更新日:

「一番つらいのは大坂本人でしょう」

 こう語るのは、テニスジャーナリストの塚越亘氏だ。

 大坂なおみ(21=世界ランク4位)は1次リーグA組最終戦で、同9位のベルテンス(26=オランダ)と対戦。2敗の大坂が準決勝に進むには、この試合に勝つことが絶対条件だった。が、第1セットを3―6で落とすと体調不良のため泣きながら棄権を申し入れた。

 直前にはメディカルタイムアウトを取ってテーピングしている左太腿を治療。ゲームを続行したものの、2つのダブルフォールトのラブゲームで完敗。まさかの3連敗でコートを去った。

「会場のコートはバウンドが遅く、攻撃的なテニスの大坂には合っていなかった。それに大坂は、通常のトーナメントでは大会序盤は格下相手に短時間で勝利を重ねることで、調子を上げていくタイプです。いきなり世界のトップと、2戦連続で2時間超の試合は厳しかった。この試合の結果やセット取得率は、大坂本人はもちろん、準決勝進出が決まっていない選手(ケルバー、ベルテンス)にも影響があったし、ファンの注目も高かった。故障による途中棄権は仕方ないにしても、性格のいい大坂はその責任も感じているでしょう」(前出の塚越氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝