周囲ヤキモキ…フィギュア紀平梨花“超完璧主義者”の探究心

公開日: 更新日:

「プレッシャーも感じていません」

 初舞台を前に、16歳はそう断言した。

 18日、フィギュアスケート世界選手権(20日開幕・さいたま)の出場を控える紀平梨花が記者会見に出席。シニア1年目で初の大舞台だが、「完璧な演技をすれば優勝も見えてくる。自分らしいノーミスの演技を揃えることだけを考えていきたい」と答えた。

「ノーミス」「完璧」が口癖の紀平は、自他ともに認める超完璧主義者。紀平のトレーナー、橋本大侍氏が言う。

「少しでも疑問に思うことや納得のいかないことを見過ごせない真っすぐな性格。体のことや筋肉のことについてもすごく勉強熱心です。『中学生の頃に比べたら(考え方が)柔軟になったほうだ』という話も聞きましたが、そのこだわりと探求心がここまでの結果を出してこられた理由でもありますから」

 わずかな体重の増加がジャンプの精度に影響を及ぼすため、常にグラム単位で体重管理。体形の変化が訪れる年頃になって、その「こだわり」はよりシビアになったという。遠征中は自らスーパーに足を運んで自炊。食材を見ながら大まかなカロリー計算ができる“能力”も身につけた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは