サイン盗み告発で指導禁止 星稜・林監督だけが悪者なのか

公開日: 更新日:

 サイン盗みは1999年春から禁止行為とされたが、高野連は罰則規定を設けていない。センバツでは横浜が対明豊戦で二塁走者がサイン盗みを疑われ、平田監督が高野連から注意され、謝罪した。以前には花巻東や秀岳館も同様の指導を受けた。審判は走者やコーチャーが疑わしい行為をしたと認識した場合は注意しても、実際に盗んだかどうかをハッキリさせることはない。前出の田尻氏が言う。

「高野連は早急に罰則規定を作るべき。このままではルールを守るところが損をし続けるだけ。サイン盗みを見破れない審判は勉強不足でしかない。甲子園にはグラウンドの審判だけでなく、控え審判も高野連の人間もいる。多くの人間がスタンドから見ていれば、手や足の動きなどでわかることもあるはず。審判が見抜けないからサイン盗みがなくならないという側面もあると思います」

 関東の強豪校の監督は、「反則なのだからキップを切る。その回数で選手の退場、チームの敗退という段階をつけていけばいい」と言う。高野連は重い腰を上げるべきだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒