巨人・小林「銀さんに全部負け」直撃取材に“弱気発言”連発

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 とはいえ、小林は17年のWBCで侍ジャパンの正捕手を務めた男。これまで何年も巨人のホームベースを守ってきた自負だってあるだろう。特に武器である「鉄砲肩」は球界一といわれ、昨季まで3年連続でリーグトップの盗塁阻止率を誇っている。

 しかし、小林から威勢のいい言葉は聞かれない。

「僕が銀さんに勝っていることですか? 何もないですね。全部負けています。肩? 強いて言えばでしょ? 肩って言いますけど、多少の違いはあっても、みんなプロの捕手なので、肩はいいんです。確かに武器ではありますけど、逆に僕にはそれしかないっていうか……」

■「球界ナンバーワン捕手」と権藤博

 前日15日はスタメンマスクをかぶり、先発した山口を6勝目に導いた。課題の打撃も4打数2安打1打点。それでもこの日はベンチだった。

 入団以来、小林は常に「リード」「打撃」の未熟さを指摘されてきた。さるチーム関係者がこう言う。

「大事なところでポカをやる。そういう性格的なところも、小林が首脳陣の評価を得られない要因です」

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