著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

米球界は共和支持優勢 大統領選はスポーツ界の動向も注目

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 また、ヤンキース時代の松井秀喜の監督として親しまれたジョー・トーリも共和党員で、「共和党の未来のニューヨーク市長候補」と噂されたこともあった。

 トランプ政権が発足した際に駐日大使の候補として名前の挙がったボビー・バレンタインも04年の大統領選ではジョージ・W・ブッシュ、16年にはトランプの対立候補だったクリス・クリスティに献金し、共和党支持者として知られている。

■ジーターは民主党支持

 一方、民主党支持派として最も著名な大リーグ関係者はデレク・ジーターだろう。オバマの大統領選挙を支援したことでも知られるジーターは、16年に現職大統領だったオバマと対談している。また、ジーターが自らの背番号「2」にちなんで1996年に設立したターン2財団をオバマが支援するなど、民主党、とりわけオバマとの関係が深い。

 さらに、ハンク・アーロンは民主党員で、14年の中間選挙ではオバマに反対する共和党を白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に例えて批判したこともある。

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