甲子園ドラフト候補「行きたい球団」「行きたくない球団」

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「ソフトバンクは層が厚すぎて…」

 東妻に限らず、球児たちの間で断トツの人気ナンバーワンはソフトバンク。最速152キロ右腕・津田学園(三重)の前佑囲斗が「目標にしているのは阪神藤川球児さんです。魅力を感じるのはソフトバンク。投手を育てるのがうまいイメージがある。千賀滉大さんは育成出身で、お化けフォークはもちろん、制球もすごくいいと思います」と話せば、履正社(大阪)の4番で外野手の井上広大は「柳田さんだったり、松田さんだったり、長打を打てる選手が多いので、好きです」と言う。

 今春U18代表候補合宿で大船渡・佐々木朗希の163キロを捕球した中京学院大中京(岐阜)の正捕手・藤田健斗も、「甲斐選手が好きです。僕は身長が173センチしかないですが、甲斐選手も身長170センチでプロで活躍されている。励みになります。チームに勢いがありますし、ソフトバンクが好きという仲間は多いです」と言う。

 もっとも、近畿地方の出場校のエースは「ちょっと選手層が厚過ぎて、僕なんかが入る余地があるのか……」と、不安げ。昨年までの5年間で日本一4度。豊富な戦力で今季もリーグ首位を快走するだけに、球児にとっては現実的な意見といえる。

 他に名前が挙がったのは日本ハム。霞ケ浦(茨城)のエース・鈴木寛人は「どの球団というより、個々の選手を見てます。日本ハムの金子弌大さんが変化球のことをまとめた本を読みました。コントロール、変化球の精度が高いと思います」。

 昨季までリーグ3連覇を果たした広島を挙げたのは、山梨学院(山梨)の4番・野村健太。

「父が昔から好きで、明るくて勢いがあるチームだと思います。将来は鈴木誠也さんのように、4番を任せられるような打者になりたい」

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