令和最初の「夏の甲子園」ベンチから漏れてきた裏情報

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 春から夏にかけて、各球団が高校生野手の評価を洗い直した結果、森の評価が急上昇。中でも熱視線を送っているのが西武だという。神奈川大会には、潮崎編成グループディレクターら5人体制で視察に訪れたほどだ。

「大学進学かプロ入りかで迷っていたが、ここにきて本人がプロ入りに傾いているといいます。佐々木(大船渡)、奥川、森下(明大)の1位指名は重複するでしょうから、センバツの優勝投手ながら野手としてプロ入りする東邦(愛知)の石川とともに、外れ1位で消えるでしょう」と、前出のセ球団幹部はみている。

■今年も早大人気は健在

 関東甲信越から出場した高校の外野手に、早くも合格の内々定が出ているという。

 大学野球の名門・早大のことだ。

 かつては「13番目のプロ球団」といわれたくらい。全国から逸材を獲得してきたが、東京六大学では平成27年の秋以降、優勝から遠ざかっている。

「六大学のライバル校が、高校3年になる前に合格通知を出す一方で、早大はスポーツ推薦の合否決定が遅い。さらに、昨年度から入試のシステムが変わり、書類選考では高校時代の内申点が重視されるようになった。大学のスポーツ科学部が実施するトップアスリート入試で、野球部員がゼロという年もある。推薦で獲得した選手が伸び悩むケースもあり、以前よりも選手集めが難しくなっているのです」(早大OB)

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