ラグビー日本代表WTB福岡堅樹 “スピードスター”のルーツ

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 3歳からピアノを続けていたこともあり、高校3年の文化祭ではバンドを結成し、ギターを担当するなど多才な一面もある。

 福岡高は県内で1、2を争う県立進学校。3年時の担任だった扇基弘教諭(現・香住丘高=数学=55)が話を引き取る。

「クラスではリーダー的な存在で明るい生徒でした。真面目で何事にも一生懸命でしたね。普段からキツイ練習をしているのに成績も良かった。私は数学の教師ですが、医学部を目指していただけあって、数学が得意でした。物理や化学も好きだったと思います。授業中に寝ることもなかったですしね。今はなくなってしまったのですが、5年ほど前まで福岡高の敷地内に研修学園という予備校があって、福岡君もそこに通っていた。校内模試で順位が明確に分かるため、生徒の半分くらいが通っていたと思います。そこでの成績も良かったですが、現役の時は筑波大医学部にあと一歩届きませんでした。受験がちょうど東日本大震災の時(2011年)で、2次試験が行われなかった。国公立は一本に絞っていて私立も受けていなかったんじゃないかな。筑波大医学部でラグビーをやっていた先輩も過去にいたので両方のバランスを考えて選んだと思います」

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