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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ラグビーW杯悲願の8強 日本が打ち破った伝統国の“差別”

公開日: 更新日:

 日本がついに悲願のW杯ベスト8に進出した。

 これまでW杯で一度も勝てなかったスコットランドを、28対21と実力で破っての勝利だった。

 かつて正月の全国高校大会(花園)で、歴史に残る100メートル独走トライを挙げた松島幸太朗(桐蔭学園出身)が、0対7から試合を振り出しに戻すトライを奪い、それをアシストしたのが、公立の福岡高校で花園出場経験を持つ福岡堅樹だ。

 試合後の選手たちは、「被災した方々にラグビーで元気を取り戻していただきたい」と話した稲垣啓太を筆頭に、口々に甚大な被害をもたらした台風19号の被災者に心を寄せたが、それ以上に勇気づけられたのが、全国の高校ラグビー部で、今まさに花園を目指している高校生たちだろう。

 自分たちが花園の舞台を経験してハードワークに励めば、世界の舞台で勝利をつかむことができる――そんな未来をはっきりと思い浮かべることが可能になったのだ。

 この勝利は、誰よりも日本ラグビーの未来を担う若い選手たちを勇気づける勝利だった。

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